私たちのR: ベストプラクティスの探究
最終修正: 2021-02-23
1. 紹介
1.1 進捗状況
章立ては未定。著者が書きたいものから書く予定。
- 全部で30~35章くらいになる見込み。
章 | タイトル | 進捗状況 (%) | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 紹介 | 0 | |
2 | R? | 75 | |
3 | Rのインストール | 0 | 再執筆予定 |
4 | IDEの導入 | 0 | 再執筆予定 |
5 | 分析環境のカスタマイズ | 0 | |
6 | 分析の手順 | 0 | |
7 | 基本的な操作 | 80 | |
8 | データの入出力 | 70 | |
9 | データ型 | 90 | |
10 | データ構造 | 80 | |
11 | Rプログラミングの基礎 | 85 | |
12 | 関数の自作 | 50 | |
13 | データハンドリング [基礎編: 抽出] | 95 | |
14 | データハンドリング [基礎編: 拡張] | 95 | |
15 | データハンドリング [基礎編: factor型] | 90 | |
16 | 整然データ構造 | 85 | |
17 | 可視化[理論] | 85 | |
18 | 可視化[基礎] | 85 | |
19 | 可視化[応用] | 85 | |
20 | 可視化[発展] | 13 | |
21 | データハンドリング [応用編] | 0 | |
22 | 文字列の処理 | 0 | |
23 | スクレイピング | 0 | |
24 | 反復処理 | 70 | |
25 | R Markdown [基礎] | 85 | |
26 | R Markdown [応用] | 0 | |
99 | モデルの可視化 | 0 | |
99 | API | 0 | |
99 | 線形代数 | 5 | |
99 | 最適化 | 5 | |
99 | モンテカルロシミュレーション | 5 | |
99 | MCMC | 0 | |
99 | オブジェクト指向プログラミング | 0 |
1.2 本書の目的と対象
『私たちのR』はSONG Jaehyun と 矢内勇生 が共同で執筆するRプログラミングの「入門書」である。統計学の本ではない。
また、本書はデータ分析の手法の解説書でもない。Rを用いたデータ分析については他の本を参照されたい。私たちが専門とする政治学におけるデータ分析については、以下の本を勧める。
- 浅野正彦, 矢内勇生. 2018. 『Rによる計量政治学』オーム社.
- 飯田健. 2013.『計量政治分析』共立出版.
- 今井耕介(粕谷裕子, 原田勝孝, 久保浩樹 訳)2018.『社会科学のためのデータ分析入門(上)(下)』岩波書店.
本書が想定するのは、次のような希望をもつ読者である。
- 分析に入るまでの段階、つまりデータの入手やクリーニング方法が知りたい
- 分析結果を自分の思いどおりに可視化したい
- 複数のモデルを効率的に分析したい
- Rでシミュレーションがしたい
- Rと友達になりたい
本書を読んでも統計学やデータ分析を理解することはできない。本書の目的は、統計学やデータ分析についての知識を持った方々と、Rを使ってもっと効率的にデータ分析をする方法を共有することである。また、統計学やデータ分析を勉強する際に、プログラミングについての副読本として読むことも想定している。
本書を読み終える頃には、Rなしでは生活できなくなっていることだろう。
本書の執筆環境については第28 節を参照されたい。
1.4 データのダウンロード
本書のデータは全て筆者の GitHub レポジトリーから入手可能である。データは以下の手順でダウンロードできる。
- 本書のGitHubレポジトリー にアクセスする。
- レポジトリーURL: https://github.com/JaehyunSong/RBook
- dataフォルダーを選択する。
- ダウンロードするファイル名を選択する。
- 「Raw」を右クリックし、「Save Linked Contents As…」を選択する。
- 保存するフォルダーを指定して、ダウンロードする。
1.5 本書における表記法
- コードは以下のように網掛けになっている箇所である。
print("Hello!")
- コードの中で
#
で始まる内容はコメントであり、分析に影響を与えない。ただし、"
や'
で囲まれた#
はコメントではない。また、行の途中から#
が入る場合、#
以降は実行されない。
# Hello!を出力するコード
print("Hello!")
# "や'内の#はコメントではない
print("この#はコメントではありません")
print("Hello World!") # Hellow World!を出力
- 出力結果は網掛け、かつ
##
で始まる箇所である。
## [1] "Hello!"
オブジェクト名は
変数名
や関数名()
のように文中の網掛け領域である。パッケージ名は{}で囲む。tidyverseパッケージの場合、{tidyverse}と表記する。
1.6 著作権
本著作物は クリエイティブ・コモンズ 表示-非営利-改変禁止 4.0国際ライセンスの下に提供されています。