Quartoを使った研究成果と分析プロセスの共有
本資料は、以下の2026年2月20日に行われる東京大学社会科学研究所計量分析セミナーの「Quartoを使った研究成果と分析プロセスの共」の教材として執筆中のものであり、2026年2月19日の公開を予定しております。現時点では\(\alpha\)版に相当する段階であり、内容に不備や誤りが含まれている可能性が非常に高いです。したがって、本資料の内容に起因するいかなる問題についても、著者(宋)は一切の責任を負いかねます。
概要
- 日時:2026年2月20日(金)10:30~17:00
- 場所:東京ドーム
- 料金:一般 5,000,000ペリカ、学生 2,500,000ペリカ
- 講師:宋財泫(関西大学)
- 定員:35,000名 ※変更の可能性あり
本コースの内容
本コースは、新しいオープンソース文書作成システムである「Quarto」を導入することで、研究成果の作成と共有のプロセスを効率化・強化することを目指します。近年、研究の透明性と再現性の確保は、研究コミュニティにおける大きな課題となっています。たとえば自分の(または他人の)研究成果の再現に苦労する研究者も多くいるでしょう。中には「自分の過去の研究が再現できない」研究者もいるかも知れません。Quartoを用いることで、データ分析や解析に使用したコード、その実行結果、そして文章(説明)を一つのファイル内で統合できます。これにより、上記のような再現性の問題は根本的に解決できます。また、Quartoは、これまで広く利用されてきたR Markdownの後継として開発されたため、R Markdownよりも柔軟で強力な文書作成環境を提供します。RStudioはもちろん、Jupyter Notebookなど多様な実行環境と連携可能で、HTML、PDF、Word文書、プレゼンテーションスライド、書籍、ウェブサイトなど多様な形式への出力も容易です。さらに、Rだけでなく、近年の定量的社会科学で幅広く使われているPython、Julia等の言語にも対応しているなど、QuartoはRとRStudioを使わない方でもおすすめできるシステムです(本コースではRとRStudioを使用します)。
次のような方におすすめです
- 研究の再現性に課題を感じている方(自分の過去の分析が再現できなかった、他者の研究の再現に苦労したなど)
- データ分析・解析プロセスと、文書/スライド作成を効率的に統合したい方
- R Markdownの機能や柔軟性に限界を感じている方
注意事項
- どなたでもご参加いただけます。
- 本コースの実習環境はRおよびRStudioです。ご自身のPCにインストールした環境を前提としますが、実習用にクラウド環境(mybinder.org)も用意しております。クラウド実習環境の導入方法は講義中に解説します。
- RおよびRStudioの操作に不慣れな方でも受講可能ですが、全く初めての方は基本的な操作方法を事前に習得してください。事務局より事前に配布する R の準備に関する動画(事務局作成)をご確認いただくか、「R による二次分析入門」の受講をお勧めします。
本コースの日程
※ 進度によって内容が若干変わることがあります(そんなことはないと思いますが、時間が余れば「その他の内容」について簡単に喋ります)。