内生性の問題

  • DVがIVから影響を受けるときに現れる。逆の因果もありうるし、そこまででなくても IVがDVの影響を含むとき内生性の問題が生じる。この場合は様々な解決方法があり、KKV参照

自然実験って何だろう

実験は

  1. 現場実験(in situ)
  2. 実験室実験
  3. 自然実験

がある。1と2は極めて近いが、どこでやるかが問題。

  • 現場実験だと実際の環境と似ているし、変数の統制も人為的に可能。ただしコストが相対的に高い 実験室実験は1に比べてコストは低い。しかし調査対象が主に学生であるためバイアスが生じやすい。 また1と2は実験である以上、人々が「これは実験だよなー」と意識する。そのためバイアスが生じうる。
  • 自然実験は実際の環境から自分が明らかにしたい変数を除いて全ての変数が同一であるケースを探して比較する方法である。コストも低いし、バイアスもしょうじにくいが、やっぱりこのようなケースって多くないんだろう。
  • 例)少人数クラスと大人数クラスの成績の違いをどう特定するか。 普通なら20人のケースと40人のケースを探して比較するんだろうが、学校内のクラス人数の分布ってだいたい同じだから、これには学校、もしくは地域のバイアスが含まれる。 しかしイスラエルでは法律によって40人以上のクラスは強制的に分割される。したがって同じ学校内で40人のクラスと20人のクラスとが並存する。これこそ自然実験の絶好の機会とも言えよう。(Angrist&Pischke 2010, pp.3-30 ; Angrist&Lavy 1999, pp-533-575)

完全乱塊法(Randomized Complete Block Design-RCBD)

  • 韓国語では確率的完全ブロックデザイン(확률적 완전 블럭 디자인)
  • R.フィッシャーが肥料の効果を測定するために考案したデザイン法。
  • まず、土地をいくつかのブロックに分けて、その中で再びブロックを分け、ランダムに肥料を撒く方法
  • 一般的なランダムサンプリングだと肥料の効果は「肥料の効果 + ε」になるが、RCBDを適用する事によって「ブロックの効果 + 肥料の効果 + ε」になり、誤差が小さくなる長所がある。
  • 佐藤信(1968)『推計学のすすめ』講談社, pp. 197-200